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<行ってみたら>生誕130年 武井武雄展(上)《星曜日》童話の脇役から「童画」へ

2024-07-24 HaiPress

子どものための芸術「童画」という言葉を生み出した武井武雄(1894~1983年)の、生誕130年を記念した展覧会が目黒区美術館で8月25日まで開催されている。注目の作品を、担当学芸員が2回にわたり紹介する。

1965年 ©岡谷市/イルフ童画館

「童画」の形態の一つに「絵本」があるが、今では形態もジャンルも数多くの絵本を目にすることができる。この豊かな童画文化の礎を築いた一人が武井である。

大正期、子どものための文化が目覚ましく発展し、1918年には雑誌「赤い鳥」が創刊され、「童謡」が誕生する。この頃、東京美術学校西洋画科を卒業した武井は、さまざまな雑誌に挿絵を描いている。童話や童謡の添え物でしかなかった挿絵に対し、子どもたちにこそ本物の芸術を与えたいと生涯かけて尽力した。

《星曜日》は71歳の時の作品である。添えられた詩には、一節に「もしも愛するものがあったら遠くにおいて手を伸さない事にしよう。征服は又の名を惨敗という」(原文ママ)とある。愛児を3人も失ったことや戦争の経験から、武井の無常観がよく表れている。一方、「星曜日こそ星空の最も美しい日なのだ」と武井らしい空想の世界へ誘(いざな)う一文で結ばれる。

武井の一枚絵の特徴である、水彩とクレヨンが併用されたこの作品では、不思議な動物たちの世界を、幻想的な色彩で表現している。(目黒区美術館学芸員重田正惠)

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