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<ひと ゆめ みらい>天文の魅力を大勢に伝えたい プラネタリウム学芸員・上野アイ子さん(41)=府中市

2026-03-23 HaiPress

今月3日夜、東京都内はあいにくの悪天候だったが、列島各地で観測された皆既月食にちなみ、府中市郷土の森博物館プラネタリウムで学芸員らが解説する番組「月食たっぷりうむ3・3」を投映してきた。

昨年12月3日から今月8日の期間中、毎日1~2回を基本に各回約45分、月食が起こる仕組みや冬の星空などを紹介した。この番組を企画し、自らもヘッドセットマイクを着用し、ライブ解説をした。

通常の番組では観覧者の撮影は不可だが、今回は月食を再現したシーンに限り、カメラやスマートフォンが使用できる撮影タイムも設定した。

「日食と違い、月食観察には専用の遮光グラスなどは不要。天体の動きを通して天文に関心を持つきっかけにしてもらえれば」と企画の狙いを話す。

自身が天文分野に魅力を感じるのは「分からないことが多い中で、科学技術の進歩で新たな発見があり、知見が広がること」と言う。

例として2022年、当時ニュースになった天の川銀河(銀河系)の中心にあるブラックホールの撮影を挙げる。国際研究チームが協力して、世界規模の電波望遠鏡のネットワークを駆使し、初めて撮影に成功。ブラックホールの存在を示す証拠となった。「自分が生きているうちに見られることになるとは思わなかった」と口調は熱い。

北九州市出身。物心つい...

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