4人が立候補し混戦となった東京都杉並区長選は、6月28日午後8時に投票が締め切られた。開票は29日朝から始まる。

選挙戦では、リベラル系を支持基盤に持つ岸本聡子氏と、自民党が推薦する前区議の大和田伸氏の支援者らの間で、SNS上で批判合戦が過熱した。たびたび投稿が「炎上」し、区民からは「イデオロギー対立ばかりがヒートアップし、政策論争になっていない」といった苦言も出た。(鈴木太郎)
2月の衆院選で圧勝した勢いを受け、リベラル系区長からの「区政奪還」を目指す自民党は、党を挙げて大和田氏を支援した。
大和田陣営は、現区政に不満を持つ層の関心を集めるため、岸本区長本人や支持者らの言動をSNS上で厳しく批判した。ただ、内容やタイミングが適切ではないとの意見も寄せられた。
大和田氏と二人三脚で活動していた地元・東京8区選出の自民党の門寛子衆院議員が、杉並区内の善福寺川で氾濫危険警報が発令された6月3日朝、自身のX(旧ツイッター)に投稿した内容は物議を醸した。

自民党衆院議員の門寛子氏(資料写真)
門氏は、岸本区長が善福寺川の地下調節池工事の開始を延期させたとして、「軽挙妄動により、都と区と地域のコミュニケーションを混乱させ、リーダーとしての適性を欠いている」と批判。
これに対し、「地域の代表が警報発令中にする話題ではない」「災害を政治利用している」などの指摘が相次いだ。
岸本氏は5月15日、阿佐ケ谷駅南口広場で行われた「戦争反対!憲法変えるな!ペンライト大集会」に立ち寄った。これに対し、大和田氏の支持者らから「区長としての中立性に違和感がある」との声が上がった。
この集会には、門氏の顔写真や似顔絵に「吠(ほ)える門には罰来たる」「アホカス議員やめろ」などと書かれたプラカードを掲げる参加者もいたという。
岸本氏は、自身のウェブサイトで「私は、個人の尊厳を傷つけるような表現や、人格を貶(おとし)めるような表現については賛同しません」などと説明したが、大和田氏支持者らの反発は収まらなかった。
5月に区役所ロビーで開かれた高齢者団体の展示会に、「光り輝く杉並区長岸本聡子様」と題した岸本氏の似顔絵が飾られ、自民党区議らがX上で「個人崇拝的」などと反発する場面もあった。批判を受け、団体は似顔絵を自主的に撤去した。

区役所ロビーに岸本聡子区長の似顔絵が掲示されたのを批判する自民党区議のX投稿
大和田氏が5月31日に開いた決起集会では、エプロン姿の女性支援者を切り取った写真を、岸本氏の支持者らがXに上げ、「女性ばかりに着せている」などと批判した。
これに対し、大和田氏は「支持者が自主的に着ている。エプロンを着た男性もいる」と反論した。
6月21日には、大...
残り
1301/2422 文字
この記事は会員限定です。
無料会員に登録する
有料会員に登録する
ログインして続きを読む
有料会員に登録すると
会員向け記事が読み放題
記事にコメントが書ける
紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
会員登録について詳しく見る
よくある質問はこちら
免責事項:この記事は他のメディアから複製されています。転載の目的は、より多くの情報を伝えることです。このウェブサイトがその見解に同意し、その信頼性に責任があることを意味するものではなく、法的責任を負いません。 このサイトのすべてのリソースはインターネット上で収集されます共有の目的は、すべての人の学習と参照のみです。著作権または知的財産権の侵害がある場合は、メッセージを残してください。
© 著作権 2009-2020 毎日の时事 お問い合わせください SiteMap