
移動型スマホ教室で使う車両=都提供
東京都は、物価高対策としてスマートフォン向け公式アプリ「東京アプリ」の登録都民に1万1千円相当のポイントを付与することを決め、関連の予算案を開会中の都議会に提出した。スマホやアプリなどに不慣れな高齢者らも希望する人が恩恵を受けられるよう、都は使い方を教える機会も広げている。11月からは島しょ部などに専用車で出向く移動型スマホ教室を始めた。(奥野斐)

移動型スマホ教室で使う車内の様子=都提供
都は「誰一人取り残されないデジタル社会」を掲げ、高齢者向けスマホ教室や相談会を都内各地で開いている。移動型教室は、交通の便が悪い地域などに都が委託した業者が出向く。専用車には大型モニターやタブレットなどを備え、車内で講習する。
移動型教室は、同時に3人が受講可能。希望に応じて基本操作や交流サイト(SNS)の使い方、東京アプリの登録も教える。計9町村を巡回する予定で、すでに奥多摩町と檜原村で開いた。来年3月までに島しょ部を回る。本年度予算に約3千万円を計上した。
対象は60歳以上の都民。参加無料だが、予約が必要。都どこでもスマホ事務局=電0800(111)7356=へ。
◆ポイント何に使える?...
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