東京デフリンピック競技最終日の25日夜、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館(東京都世田谷区)でバレーボール女子の決勝があり、日本が3-0でトルコにストレート勝ちし金メダルに輝いた。

金メダルを手にスタンドの方向を向く中田美緒(手前左)ら=25日、駒沢体育館で(木戸佑撮影)
聴者とのコミュニケーションが取れず、大学時代にバレーから離れかけたことがある神奈川県葉山町出身の中田美緒選手(24)=清水建設=は「応援してくれた人の顔を見て、世界一になったと報告できた」と、表彰台でメダルを受け取り涙した。

表彰式で金メダルを首に、涙を流す中田美緒=25日、駒沢体育館で(木戸佑撮影)
毎試合、大勢の観客であふれた女子日本代表の試合。中田選手は司令塔のセッターを務めた。
決勝も熱気に包まれ、ポイントを取る度に観客席は沸き返った。第1セットは相手を圧倒し、第2セットは一時リードを奪われるも巻き返した。第3セットも競り合ったが、最後は粘ったラリーの末にアタックを決め、選手たちは抱き合い歓喜した。
中田選手は、小学校は地元の一般校に通ったが、中学校は「頑張るのは無理だな」と、手話で学べる神奈川県立平塚ろう学校中学部へ。それまでサッカーをしていたが部活動になく、バレーボールを始めた。2017年、高等部の時に初めてデフリンピックに出場し金メダルを獲得。大学はバレー部が強豪の東海大へ進んだ。
だが、大学に入ってすぐ「バレーを辞めたい」と...
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