新作の紙芝居「矢切の渡しの花嫁さん」の脚本を手がけた宮沢一夫さん=葛飾区の中央図書館で
東京都葛飾区に伝わる昔話などを題材に紙芝居をつくっている「葛飾昔ばなし研究会」が、4年ぶりに新作「矢切の渡しの花嫁さん」を発表した。31日午後1時半から、同区柴又の葛飾柴又寅(とら)さん記念館で上演する。
新作は今年5月に完成し、全19枚。柴又に住む兄弟と、千葉県松戸市に住む姉妹が、柴又と松戸市を結ぶ都内に唯一残る渡し船「矢切の渡し」で行き来しながら交流を深め、やがてそれぞれと結婚するという研究会オリジナルの物語。葛飾の名物野菜や八幡神社の古墳などの名所も登場する。
研究会長の宮沢一夫さん(76)が脚本を担当し、会員の柳井真弓さんが絵を手がけた。最近は昔話に限らず、戦争体験や地域を襲ったカスリーン台風などの話題を題材にすることも増えている。
宮沢さんは「この辺りは再開発で新しい住民が多く、郷土の歴史を知らない人が増えた。地域のことを知ってもらう機会になれば」と話している。(鈴木里奈)
免責事項:この記事は他のメディアから複製されています。転載の目的は、より多くの情報を伝えることです。このウェブサイトがその見解に同意し、その信頼性に責任があることを意味するものではなく、法的責任を負いません。 このサイトのすべてのリソースはインターネット上で収集されます共有の目的は、すべての人の学習と参照のみです。著作権または知的財産権の侵害がある場合は、メッセージを残してください。