東京・下町の夏を彩る「入谷朝顔まつり」が6日、始まった。東京都台東区の入谷鬼子母神(真源寺)とその周辺に31軒の露店が並び、早朝から色とりどりのアサガオを買い求める人でにぎわった。8日まで。
露店に並ぶ色鮮やかなアサガオ=6日、東京都台東区で
竹を円筒形に組んだ4色入りの「あんどん仕立て」(2500円)が中心。昨年より500円値上げした。実行委員会の担当者は「高齢化が進む生産者を守るため」と理解を求める。
入谷朝顔組合の半谷(はんや)善之組合長(67)は「今年もできがいい」と笑顔。昨年は2日目の昼過ぎには売り切れたことから、早めの来場を呼びかける。午前4時ごろから午後9時過ぎまで店を開けるという。
夫婦で訪れた茨城県守谷市の会社員田尻光章さん(49)は、アサガオの鉢と、寺で授与されたアサガオをかたどったお守りを手に「狙っていた色が買えた。お守りには元気に過ごせますようにとの願いを込めた」と満足そうに話していた。(小形佳奈)
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