東京都世田谷区の保坂展人区長(70)=4期目=が、来春の統一地方選の区長選に5選を目指して立候補する意向を固めたことが分かった。東京新聞の取材に「住民参加型へと民主主義のあり方を作り直す試みを行ってきた。引き続き貫いていきたい」と話した。

同区長選への出馬意向が明らかになったのは保坂氏が初めて。無所属で、政党の推薦は受けない方針。
1996年の衆院選で社民党から立候補し、衆院議員を3期11年務めた。東日本大震災後の2011年、地方自治体からの脱原発を掲げ、世田谷区長選の告示直前に出馬を表明、初当選した。
これまで、いじめや不登校を減らす教育政策に重点的に取り組み、区の財政赤字を解消した。施策づくりへの区民参加を重視し、「自治体と住民が力を合わせる『参加と協働』を基軸とする行政へと転換を進めてきた」と語る。
対立候補が出た場合、多選批判が想定される点は「職員自らが考えて議論するボトムアップ型が定着している。継続するメリットは弊害より大きい」と取材に述べた。
8月に自身のX(旧ツイッター)に上げた動画では、来春にいじめ解消に向けた条例制定を目指していることを明らかにした。制定後も理念の定着や実現に取り組む意向を示し「そこはやり遂げたい」などと語っていた。(宮畑譲)
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