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靖国神社「軍服・コスプレ禁止」で風景は変わったのか…開門から閉門まで、記者が密着「8.15靖国ルポ」

2026-08-17 HaiPress

8月15日、日本は81回目の「終戦の日」を迎えた。世界を見渡せば、ウクライナ、ガザ、イランで戦禍に苦しむ人々がいる。参拝者はどんな思いで靖国神社(東京都千代田区)を訪れ、何を祈ったのか。今年も「8.15靖国ルポ」をお届けする。

◆「数多くの尊い命がなくなった。そこは冷静に、真摯に振り返らなあかん」

4時50分参拝者のなかで「一番乗り」だった東京都中野区の会社員青木浩一さん(64)は「今日は政治とは離れた静かな気持ちで、大変な苦しい思いをした日本人と外国人のたくさんの方々のことを思いながら『安らかに』と祈りたい」。

5時東京都墨田区の中学3年生、郷原欣治さん(15)は神社まで「自転車で来た」。「もうこれからは『戦争』なんて全然頭に浮かばないような国になってほしい。隣国とも仲良く平和な日本になってほしいという思いを込めながら、この国を守ってくれた人たちのために参拝したい」

終戦記念日の参拝者で埋め尽くされた靖国神社の参道(久野千恵子撮影)

6時太鼓の音とともに開門した。600人ほどの参拝客が拝殿に足を運ぶ。津市の浜谷芳幸さん(82)は先の大戦について「インドやフィリピン、インドネシアはあの戦争がきっかけとなって独立した」と語りつつ、「そういうところは評価できるけど、日本人も含めて数多くの人たちの尊い命がなくなった。そこは冷静に、真摯(しんし)に振り返らなあかん」。

◆「その方が英霊も喜ぶと思うけどね」

境内に掲げられたコスプレと軍装を禁止する看板(久野千恵子撮影)

7時少しずつ日差しが強くなってきた。終戦の日を前に靖国神社は、境内でのコスプレ衣装などの着用を禁止するとホームページに掲載。「日本軍の帽子」をかぶり、旧日本軍の旗を持った男性(61)は「毎年着ているから今年も本当は着たかった。その方が英霊も喜ぶと思うけどね」。

7時30分東京都荒川区の会社員、中村可奈さん(30)は「今回が初めての靖国神社」。戦史に興味があるといい、「戦争に行きたくないのに行った人も多くいたと思う。『今は平和ですから、どうか安らかに』という気持ちで参拝した」。

8時長女(7)と一緒に参拝に訪れて境内に入ろうとしていた横浜市の会社員、鈴木敏文さん(38)は母方の親戚で複数の戦没者がいる。「同じ悲しみを誰かに感じてほしくない。この娘のためにも、もう戦争がない世の中になってほしいという気持ちを込めて参拝したい」

◆「暑いので水分補給をしてください」

靖国神社付近の沿道でカーチス・ルメイ氏の叙勲取り消しを訴える具志堅隆松さん(久野千恵子撮影)

8時50分神社前から地下鉄九段下駅に向かう坂道では、沖縄戦の遺骨収集ボランティア・具志堅隆松さん(72)が無差別爆撃で多数の民間人を殺害した米軍のカーチス・ルメイ氏への叙勲の取り消しを呼び掛け。「日本人を大量に虐殺した米国人への勲章を剥奪するべきだ」

9時15分日差しが強くなってきた。境内ではスタッフが参拝客に「暑いので水分補給をしてください」と呼び掛ける。神門前のテントでは麦茶の無料配布も。麦茶を飲み帰途についたさいたま市の近藤剛明さん(66)は「喉が渇いていたから助かった」。

9時55分東京都杉並区の...

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