
イラスト:杉崎アチャ
今回は、現代的な利便性と下町情緒が共存する東武練馬へ。お米と相性抜群のとんかつを提供する「米とひなた 東武練馬店」、アイルランドで焼き菓子を学んだ店主がオープンした「粉の日」、日本にいながら本場・ナポリの味を楽しめる「Pizzeria CIRO 東武練馬店」をご紹介します。
駅前に大型商業施設がある一方で昔ながらの青果店や精肉店も健在で、あたたかい下町の雰囲気が今なお残る東武練馬。旧川越街道沿いの下練馬宿として栄えた歴史があり、当時の面影を残す史跡も点在しています。近年は個性豊かな飲食店が次々とオープンし、グルメを目当てに訪れる人も増加中。池袋まで東武東上線で約15分というアクセスの良さも魅力のひとつです。

東武練馬駅の周辺には複数の商店街が形成されており、街のそこかしこで趣深いゲートやサインを見ることができます。
東武練馬駅があるのは実は板橋区。線路を境にして北側が板橋区、南側が練馬区に分かれており、それぞれに商店街が広がっています。大型商業施設に向かう人たちと、昔ながらの商店で買い物をする人たちが入り交じった活気ある雰囲気を肌で感じつつ駅の南側へ。まずはとんかつと揚げ物の専門店「米とひなた 東武練馬店」でランチにしたいと思います。

旧川越街道沿いに佇む下練馬献上大根碑。かつてこの地には下練馬宿の本陣があり、下練馬宿で一時療養していた徳川綱吉が大根を栽培させたところ出来が良く、将軍となってからもこの大根を献上させたという伝説にちなんでいます。
店内に入ると厨房を囲むようにカウンター席が並んでおり、スタッフさんがカツを揚げる様子を目の前で楽しめました。少し待って、お目当ての「上ヒレカツ定食」が到着。中央がほんのりピンク色に仕上がったヒレカツは目にも美しく、思わずため息がもれます。脂肪が少なく、あっさりとしていながらジューシーなヒレカツを、おろしポン酢とトリュフ塩、そしてテーブル備え付けのソースとで味変しながらいただきます。羽釜で炊き上げたご飯と赤出汁の味噌汁がそのおいしさをさらに引き立て、ご飯のおかわり(無料)に手が伸びてしまいました。
大満足で旧川越街道沿いを散策していると、「本陣跡地緑地」の敷地内に建つ「下練馬献上大根碑」を発見。かつて下練馬宿として栄えたこの街の歴史に思いを馳せ、次の目的地を目指します。
踏切を抜けて駅の北側に移動し、向かったのはスイーツ好き注目の焼き菓子のお店「粉の日」。気さくな店主さんとの会話を楽しみ、おやつの時間にぴったりの「粉の日チーズケーキ」をお土産に購入しました。店内では焼き菓子の他に、陶器やグラス、靴下なども販売されており、展示会や撮影会もよく開催しているそう。今度はイベント開催時にぜひ訪れてみたいと思います!
駅方面へと向かう道すがら、最後に立ち寄ったのは、本場・ナポリの味を楽しめるお店として有名な「Pizzeria CIRO 東武練馬店」。イタリアの街角にある食堂のような空間で、本格ピザ窯で焼き上げた熱々のピッツァを堪能しましょう。

「上ヒレカツ定食」(2250円)。ロースに比べて脂肪が少なく、あっさりしていて柔らかい上ヒレは特に女性や高齢の方に人気。火入れにこだわり、中央はほんのりピンク色に仕上がっています。
羽釜で炊いたツヤツヤごはんと相性抜群なとんかつを提供。徹底した衛生管理のもと大切に育てられた国産豚を使用し、赤身はきめ細かくクセがなく、脂身は甘味があってジューシーだと評判です。一番人気は絶妙な火入れが決め手の「上ヒレカツ定食」。週2回のペースで内容が変わる厳選銘柄豚のファンも多いそう。

カウンター席は臨場感たっぷりのオープンキッチンスタイル。令和8年(2026年)2月のリニューアルオープンでお店全体が広くなり、テーブル席も充実しました。

スタッフ
東武練馬店は米とひなたの1号店であり、リニューアルオープンで広々としたお店にすることは念願でした。ゆったり過ごせるテーブル席が増え、ファミリーのお客様にもより安心してお食事を楽しんでいただけるようになったと思います。時期ごとに最もコンディションが良いものを仕入れて炊き上げるお米と、上質なとんかつのマリアージュを楽しんでください!
<データ>
住所練馬区北町2-29-16
電話番号03-3932-8910
営業時間 11:00〜15:00(LO14:30)、17:00〜21:00(LO20:30)
定休日木曜

「粉の日チーズケーキ」(650円)。独自のもっちり・ねっとり食感が特徴的。クリームチーズの濃厚なコクがしっかりありつつ重くなく、ペロリと食べられるバランスに仕上がっています。
令和3年(2021年)に東武練馬出身の店主がオープン。アイルランドで学んだ技術をベースに、日本各地の旬の果物や素材を使った焼き菓子を作っています。もっちり食感のチーズケーキやスパイス香るキャロットケーキなどの焼き菓子に加え、夏限定のかき氷もおすすめ。国内作家の陶器やグラス、水彩画のポストカードや靴下といった雑貨も取り扱い、展示会や撮影会などのイベントも不定期で開催しています。

こじんまりしたお店は素朴でナチュラルな雰囲気。店主との会話を楽しみながらその日の気分にぴったりのおやつを選べます。

スタッフ
おいしいものを作って誰かに喜んでもらえたらうれしいです。お菓子作りと同じくらいお客様とのおしゃべりも大好きで、粉の日で過ごす時間が良いものになってほしいといつも思っています。ぜひ気軽にふらっと立ち寄ってくださいね。
<データ>
住所板橋区徳丸3-12-3ドミ坂口1b
電話番号なし
営業時間11:00〜15:00※夏季は8:00~13:00
定休日不定休(主な営業日は金曜・土曜)
※営業時間や定休日はInstagramを要確認

「クワトロフォルマッジ」(2500円)は特に女性に人気。4種のチーズの中でもゴルゴンゾーラの風味がひときわ強く感じられます。
イタリア政府公認「真のナポリピッツァ協会」認定店でもあるピッツェリア。日本にいながらして本場・ナポリの味を楽しめると評判です。ナポリピッツァ職人協会の認定職人であるマネージャーがナポリ仕込みの技術をスタッフに伝え、小麦粉や食材もイタリア産のものを多く使用。一番人気はマルゲリータで、常連客は必ずオーダーするそう。具を包み揚げにした揚げピザにも注目です。

本店は東中野にあり、東武練馬に加えて桜新町にも店舗を展開。東武練馬店はイタリアの街角にある気取らない食堂のような雰囲気です。

スタッフ
ファミリーに愛されるお店でありたいと思っています。お子さんにも本場のピッツァやカプレーゼに親しんでもらい、イタリアンを身近なものとして楽しんでほしいですね。ランチもディナーも混雑することが多いのですが、ディナーであれば20時以降が比較的空いており、ゆったり過ごしたい方におすすめです!
<データ>
住所板橋区徳丸3-15-23カラット・ステート1F
電話番号 03-6906-8330
営業時間平日18:00〜23:00土日祝11:30〜15:00、18:00〜23:00
定休日月曜・火曜
※掲載したお店や施設の臨時休業および年末年始・ゴールデンウイーク・お盆休みは営業時間などが変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
※掲載のイラストマップは縮尺や詳細な位置など、実際と異なる場合がございます。
※2026年7月28日現在の情報です。
▶︎次の記事では、東武東上線沿線さんぽの第4弾として「成増駅」周辺へ。都心へのアクセスの良さと豊かな自然が共存する、暮らしやすさが魅力の街です。成増ならではの街歩きを楽しみます。公開予定は8月11日です。どうぞお楽しみに!
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