2026年7月17日、中国・無錫 — Geely Auto Groupは本日、次世代800V電動駆動システム「Geely 16-in-1インテリジェント電動ドライブ」を発表しました。本システムは新型Geely TTに初採用され、より高効率・高知能・高い拡張性を備えた電動駆動システムの開発における新たなマイルストーンとなります。
Geely Auto Groupの中核エコシステムパートナーであるInfiMotionの技術支援のもと開発された本システムは、エネルギー効率、駆動性能、熱安定性、耐久性、車両制御性能を大幅に向上させるとともに、将来のEVに向けたよりコンパクトなパッケージングを実現するよう設計されています。

Geely 16-in-1インテリジェント電動ドライブは、800V高電圧プラットフォームをベースとし、モーター、減速機、インバーターなど電動駆動に必要な主要コンポーネントを高度に統合したアーキテクチャを採用しています。この一体化設計により、システム重量を75kgまで軽量化するとともに、動力伝達経路を簡素化し、エネルギー損失を大幅に低減しています。
さらに、独自のインテリジェント電力最適化技術により、CLTC総合効率93.8%を達成しました。
青海湖周回エネルギー効率チャレンジでは、本システムを搭載したGeely TTが8.20kWh/100kmという実測電力消費量を記録し、「量産バッテリーEVセダンによる青海湖周回での最低電力消費量」としてギネス世界記録に認定されました。
高効率性能に加え、本システムは高性能EVとしての走行性能も大幅に強化しています。デュアルモーター四輪駆動システムではシステム総出力425kWを発揮し、0〜100km/h加速3.8秒を実現。また、統合制御システムとAIによるトルクマネジメント技術を採用することで、より高速なレスポンス、高精度なトルク制御、高負荷時でも安定したパフォーマンスを実現しています。
高出力を持続させるため、Geelyは54チャンネル指向性冷却技術を開発しました。この技術により、モーター最高温度を最大15℃低減できます。また、シャフトおよびギア構造にはアクティブ潤滑システムを採用し、高負荷走行時においても優れた熱安定性を維持します。
耐久性については500万km相当を設計目標とし、コンポーネント単体、電動駆動システム全体、完成車までを対象とした包括的な耐久・信頼性評価を経て開発されています。
さらに別の性能チャレンジでは、Geely TTがウェット路面で46kmを超える2台同時連続ドリフトに成功し、「電気自動車によるウェット路面での最長2台同時連続ドリフト」として2つ目のギネス世界記録を獲得しました。このチャレンジでは、トルク応答性、車両制御精度、熱マネジメント性能が長時間にわたり試され、電動駆動システムの高負荷環境下における優れた性能安定性が実証されました。
Geely Auto Group副総裁兼Geely Automobile Research Institute社長のLi Chuanhai(李伝海)は次のように述べています。
「世界の自動車市場で電動化が急速に進展するなか、電動駆動システムは車両のエネルギー効率、走行性能、信頼性、そしてユーザー体験を左右する中核技術となっています。Geely 16-in-1インテリジェント電動ドライブは、電動パワートレイン、インテリジェント制御、先進製造における当社の独自開発能力をさらに強化するものです。これにより、世界中のお客様へ、より安全で、よりスマートで、より高効率な新エネルギー車を提供するという当社の戦略を一層推進してまいります。」
Geely Auto Groupについて
Geely Auto Groupは、中国・杭州に本社を置く世界有数の自動車メーカーです。浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)の中核企業として、Geely、Lynk & Co、Zeekrブランドの乗用車を開発・製造・販売しています。
2025年の年間販売台数は3,024,567台となり、前年比39%増を達成するとともに年間販売目標を上回りました。このうち新エネルギー車(NEV)の販売は1,687,767台となり、前年比90%増を記録しました。
Geely Auto Groupは、技術革新、電動化、持続可能なモビリティを中核戦略とし、中国、欧州、および世界主要市場において世界水準の研究開発拠点と生産拠点を展開しています。ハイブリッドシステム、EV専用アーキテクチャ、スマートコネクティビティ、自動運転技術など最先端技術を活用し、安全性・品質・知能化を兼ね備えた次世代モビリティの提供に取り組んでいます。
グローバル企業として、Geely Auto Groupは戦略的パートナーシップ、現地化経営、業界をリードする技術プラットフォームを通じて世界市場での事業拡大を継続しています。より環境に優しく、よりスマートで、より多くの人々が利用できるモビリティソリューションを提供し、持続可能な交通社会の実現を目指しています。
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