JR東日本の喜勢陽一社長は14日の定例記者会見で、2029年度に新幹線専用の新たな検測車を登場させ、愛称を「SOAR(ソアー)」にすると発表した。E927形7両編成で、最高時速320キロは新幹線で最も速い検測車となる。
現在、東北・上越・北陸新幹線などの検測に使用中のE926形6両編成「Eastーi(イーストアイ)」(最高時速275キロ)の更新用。新たに台車に複数のセンサーを取り付け、台車の揺れや傾きを測定することで車輪とレールに働く力を推定し、線路状態の評価に役立てるシステムを搭載する。

新たに導入する新幹線専用の検測車について説明する喜勢陽一社長=14日、東京都渋谷区で
さらに1、7号車の前頭部と3号車の天井部分などに設置するカメラ計48台で高精細画像を連続撮影し、線路沿いの樹木の状態など沿線環境の正確な把握に努める。
愛称は英語で「空高く舞い上がる」という意味を持ち、「O」には「事故ゼロ」の願いも込めた。車体のカラーリングはイーストアイが前後左右対称なのに対し、ソアーは非対称。線路や架線などの状態が常に同じでないことを示し、「検測車の使命」を表現したという。(嶋田昭浩)
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