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〈水紀行 首都圏を巡る〉(30)和田堀公園(東京都杉並区) 遺跡群を抱く聖なる森

2026-06-17 HaiPress

静寂な和田堀池

第27回(3月18日付)で善福寺川源頭の善福寺公園を歩いたが、今月上旬は同川下流域の和田堀公園へ。京王井の頭線永福町駅北口から住宅街を北上すると、大宮八幡宮の表参道入り口に着く。

1063年、奥州の乱(前九年(ぜんくねん)の役)を平定した源頼義(よりよし)によって建立された。大鳥居から先の境内は、鬱蒼(うっそう)とした森に囲まれ約1万5千坪もの広大さを誇る。東京都の天然記念物に指定される社叢(しゃそう)には、今も武蔵野の面影が色濃く残る。

神門をくぐると、アジサイの植木鉢が並ぶ。梅雨入りしたばかりの曇り空から時々、陽光が顔を見せる。拝殿で参拝後、北参道鳥居を出ると、大宮遺跡の看板が。1969年の発掘調査によって、都区内で初めて弥生時代末期の方形周溝墓が見つかり、都の史跡に指定された。古代から聖なる地だったのか。

アジサイが彩る大宮八幡宮=東京都杉並区で

階段を下りると、善福寺川が滔々(とうとう)と流れる。八幡橋を渡ると、和田堀公園。木々に囲まれた和田堀池がすぐに現れる。静寂な池だ。野鳥のさえずりが響く。空気がひんやりとして気持ちがいい。

池の北側の階...

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