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浮輪のトップメーカーが避難所エアマットを本気で作ったらこうなった 東日本大震災のリアルな声で

2026-06-14 HaiPress

浮輪やビニールプールなどのビーチグッズを製造する「イガラシ」(千代田区)は、避難所などでの睡眠をサポートする災害対策用エアマットを開発した。ビーチグッズの製造技術や簡単に空気を出し入れできる特許技術を駆使した。夏場の需要を中心とする季節商品の壁を乗り越え、災害対策用品という新たな市場に挑んでいる。

ビーチグッズの製造技術を生かし、災害対策用エアマットを開発したイガラシの五十嵐靖明社長=いずれも東京都千代田区で

◆避難所から届いたリアルな声

1975年の創業からサマーレジャー用品のニッチ市場に特化し、国内トップのシェアを持つ。社長の五十嵐靖明さんは「水上で使う商品なので安全基準が非常に厳しい。当社は約50年ずっと専業で作っているから、信頼いただいているのではないか」と語る。

空気の注入方法をわかりやすく表示した「ポンプインエアーマット」。丈夫な生地で繰り返し使える

災害対策用品を手がけたきっかけは、東日本大震災だった。

発災当時、底冷えのする体育館に被災者が横たわっていることを知り、少しでも役に立てばと宮城県内の避難所にビーチマットを100個送った。

「床にそのまま寝るよりは楽になりました」。被災地から感謝とともに寄せられたのは、空気の注入に手間がかかった、ビニール素材がこすれてキュッキュッと音が響いてしまった──とい...

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