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突然の陣痛、ガールズバーのトイレで産み落とした命を… 相手にも家族にも言えず手にかけた22歳の悔恨

2026-06-07 HaiPress

〈法廷の雫〉

「相談すれば良かった」。法廷で、ガールズバーの従業員だった被告(22)は声を震わせた。チャンスはあった。でも、できなかった。先送りした不安は出産の日に爆発した。

東京地裁(資料写真)

被告は東京・池袋の勤務先で昨年9月、女児を出産直後に殺害したとして、殺人罪に問われた。東京地裁で今年5月にあった裁判員裁判で、妊娠を抱え込んだ経緯が明かされた。

◆学校を辞めても残った東京、姉の連絡も無視して

山梨県に生まれた。小学1年生で父親が病死すると、母親はアルコールに依存した。年の離れた2人の姉は早々に家を出た。ストレスがあっても学校では取り繕い、部屋で1人抱え込むようになった。ほとんど不登校だった中学生の頃に母親も亡くし、高校卒業まで、実家に戻ってきた姉と暮らした。

2022年、美容専門学校への進学を機に上京したが、想像していた授業と違い、夏休み明けから全く通わなくなった。姉からの仕送りとアルバイト代は買い物や飲食で使い切り、家賃を滞納した。見かねた姉から帰郷を促されたが、東京に残った。ガールズバーで働きながら店やネットカフェで寝泊まりした。学校は1年で辞めた。姉からの連絡も無視するようになっていった。

池袋駅を中心に広がる繁華街(資料写真)

2023年秋ごろ、ガールズバーの男性客と交際を始めた。嫌われたくなくて避妊を求めなかった。昨年3月、妊娠に気付いた時には男性から一方的に連絡を絶たれていた。中絶もよぎったが産もうと決めた。宿った命に「いとおしさを感じた」からだった。

ただ、病院には行かなかった。金がなく、保険証を紛失していた。相談先をどう調べるかが分からず、役所にも話を聞かなかった。

◆「怖かった」事実を言えず深まった孤立

姉に頼ろうとも考えたが結局、連絡しなかった...

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