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〈ひとゆめみらい〉夏の風物詩守り 30年余 「福生ホタル研究会」会長・小林陽一(こばやし・よういち)さん(77)=福生市 

2026-06-01 HaiPress

ホタルの淡い光が初夏の夜に舞う。そんな日本の原風景が都心から電車で1時間、東京都福生市内の住宅街にある「ほたる公園」(南田園3)で楽しめる。この景色を守り続けるのが住民有志でつくる「福生ホタル研究会」。活動に参加して30年余、会員36人を束ねる会長に就いてから2年になる。

公園で見られるゲンジボタルが成虫でいるのは1週間ほどだが、研究会の活動は年間通して休みがない。「なかなか手がかかる」という言葉の通り、ほたる公園を拠点に幼虫のふ化から成虫になるまで育て上げ、幼虫の餌となるカワニナ(巻き貝の一種)も世話する。成虫が姿を見せ始めるころには会員が交代で園内をパトロールし、状況を確認している。

地域とホタルの強いつながりは60年にも及ぶ。地元の玉川上水付近では1965年ごろ、ゲンジボタルが数多く姿を見せていた。その様子を見た当時の町会役員らから「多くの人に鑑賞してもらおう」との声があがり、翌年から「ほたる祭」が始まったという。

自身もこの地域で育った。「子どもの頃は蚊帳の中で寝てたら、家の中にホタルが飛んで入ってきた」と懐かしむ。ほうきを向けると、穂の先に止まることもあった。それほど身近な存在で、幻想的な場面を今も覚えている。

しかし...

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