協定を結んだゼルビアの上田COO(右)と石阪市長=町田市役所で
東京都町田市は、サッカーJ1のFC町田ゼルビアと高齢者施策の推進で連携する協定を結んだ。
両者は2021年度から、ゼルビアのスタッフやサポーターら向けに、認知症を正しく理解して本人や家族を地域で見守る「認知症サポーター」の養成講座を開くなどしている。
今後は、同講座の受講者へのオリジナル受講証発行や、試合観戦時に着用してもらう認知症支援者のシンボル「オレンジリング」の配布を予定。ホーム試合のハーフタイムには、大画面で介護の仕事の魅力を紹介する動画を流すことも計画している。
7日にあった市役所での締結式で、FC町田ゼルビアを運営する「ゼルビア」(同市)の上田武蔵・代表取締役最高執行責任者(COO)は「サッカーは3世代、4世代をつなぐコンテンツ。住むことが楽しいまちづくりをみなさんと進めたい」と意欲を示し、石阪丈一市長は「ゼルビアを介して施策を前に進めることはありがたい」と応じた。(北浜修)
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