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<こだわり☆グルメ>在来食堂(畑のビュッフェランチ)

2024-09-24 HaiPress

◆珍しい野菜にワクワク

ケール、ニンジン、タマネギ…色とりどり、生き生きとした野菜が山盛り。どれもが千葉県佐倉市の自社農場で育てた在来種・固定種中心の、無農薬・無化学肥料で育てたものだ。

「在来種や固定種は個性的な味わいがおいしいんです。今日も早朝4時半から収穫してきました。鮮度ではどこにも負けません」と店長の寺尾卓也さん(37)。

「在来食堂」(東京・銀座)=写真(上)=は「東京でも野菜を思いっきり食べられるように」と1月にオープン。「畑のビュッフェランチ」(1650円)=写真(下)=を求める客で、開店前から行列ができる。

取材日には、約15種類の皿が並び、生だけでなく、煮物や焼き物、揚げ物など、さまざまな調理法で提供されていた。天ぷらにしたオクラは、大きめでもっちりとろけるよう。イスラエルの伝統品種で「ダビデの星」という。フライにした熟成ジャガイモは香ばしくてほっこり甘い。チップス用に開発されたフランスの品種「サッシー」だ。そのほか「新長崎長茄子(なす)」「沖縄純白ゴーヤー」「韓国カボチャ」など、一般的なスーパーでの買い物に慣れた身には、珍しい野菜にワクワクさせられる。

食べ放題にはパスタやカレーもあり、肉類などがほしい場合は、各330円で「鶏ハム」「から揚げ(2個)」「だし巻きたまご」をトッピングできる。とはいえ野菜だけでも十分。自然の恵みそのままの生命力に、すっかり満たされた。

営業中にもトラックで、収穫されたばかりのケールやオクラが届いた。「鮮度が命ですから」とスタッフもニッコリ。皿がまた山盛りになった。(さりあ)

東京都中央区銀座3の12の7原町ビル1階。11時半~15時半。木・金・土のみディナーも営業(18~23時、22時半ラストオーダー)。月曜休。ランチは60分制限。会計は電子マネーのみ。(電)03・6264・7460


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