「北半球最大」とされるサンバの祭典「浅草サンバカーニバル」が15日、東京都台東区の浅草寺周辺で開かれた。9月とは思えない厳しい暑さの中、華やかな衣装を身にまとったダンサーたちが、陽気なリズムに乗って躍動感あふれる踊りを披露し、47万人(主催者発表)の観衆を沸かせた。
鮮やかな衣装で踊りを披露する参加者(布藤哲矢撮影)
新型コロナウイルス禍での中止や縮小を経て39回目となる今年は、表現力を競うコンテストを5年ぶりに開催し「完全復活」した。
コンテストは2つのリーグに計15チームが出場。各チームが「電気」や「乾杯」などのテーマを設け、40分かけてコース上を思い思いに踊り歩いた。最高峰のS1リーグでは、地元・浅草の「G.R.E.S.仲見世バルバロス」が優勝し、5連覇を達成した。他に地元小学生のチームなども加わった。
バルーンを使ってパフォーマンスを披露する参加者(布藤哲矢撮影)
沿道には多くの観客らの姿が戻り、コロナ禍前の50万人に迫った。東京都中野区の会社員鈴木康子さん(60)は「コロナ禍前にも見に来た。以前に戻ったみたいでうれしい」と喜んだ。港区の会社員三宅咲恵さん(46)は「迫力がすごくて、見ているだけで元気になった。自分もやってみたくなった」と笑顔がはじけた。(鈴木里奈)
コンテストの結果は次の通り。
派手なパフォーマンスに笑顔を見せる観客(布藤哲矢撮影)
【S1リーグ】
(1)G.R.E.S.仲見世バルバロス(東京都・浅草)
(2)エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ(横浜市・野毛)
(3)G.R.E.S.ウニアン・ドス・アマドーリス(東京都)
【S2リーグ】
(1)G.R.E.S.アカデミコスダグローリア(東京都品川区)
(2)アミーゴスカリエンテス(東京都千代田区・神田)
(3)G.R.E.S.インペリオドサンバ(東京都)
【関連記事】下町にリオさながらの熱い戦いが帰ってくる浅草サンバカーニバルで5年ぶりコンテスト…出場者の熱量が半端ない!
【関連記事】<ビバ!チバ!サンバ!>(1)人生変えたバテリアの響き「これだ!」退屈 消えた
免責事項:この記事は他のメディアから複製されています。転載の目的は、より多くの情報を伝えることです。このウェブサイトがその見解に同意し、その信頼性に責任があることを意味するものではなく、法的責任を負いません。 このサイトのすべてのリソースはインターネット上で収集されます共有の目的は、すべての人の学習と参照のみです。著作権または知的財産権の侵害がある場合は、メッセージを残してください。