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少ない台風 夏後半に増える恐れ 6月はゼロ、まだ4号 気象庁、秋にかけて「ラニーニャ」発生と予測

2024-07-23 HaiPress

<お空のみかた予報士記者の気象雑話>

梅雨明けした東京都内は、連日、厳しい暑さが続き、熱中症対策が呼びかけられている。これからは台風への警戒も必要だ。今年の台風の発生は例年より少ない傾向にあったが、夏の後半以降に増加する恐れがある。(布施谷航)

今年の台風1号は5月26日に発生し、31日に日本付近に近づく途中で消滅した。同日生まれた2号は、1日でなくなった。6月の台風はゼロで、3号は今月20日に確認された。21日に4号が発生した。

例年のこの時期は、6~7号が生まれている。気象庁によると、7月までの台風は2021年は8号、22年と23年は6号が発生していた。

今年はエルニーニョ現象が春頃まで続いた。エルニーニョ現象が発生すると、台風が生まれるフィリピン東側付近の太平洋西部では高気圧になりやすくなる。このため、「台風の卵」となる熱帯低気圧の発生が抑えられたとみられている。

エルニーニョ現象はすでに一段落したが、現在は、その名残で台風の発生が少なくなっているようだ。気象庁は、秋にかけては「ラニーニャ現象」が発生する可能性があると予測。ラニーニャになると、台風が生まれる太平洋西部の海水温が高くなり、熱帯低気圧や台風の数も増加する恐れがある。

16年も今年のように夏まで台風の発生が少なかった。6月まで台風の発生はなかったが、7月に1~4号、8月には5~11号が発生した。この年は、8月に四つの台風が関東地方に近づき大雨や強風をもたらした。この影響で、東村山市の西武多摩湖線で列車が土砂に埋まり、JR原宿駅で倒木が起きるなどの被害もあった。猛暑と台風。天候の変化に気が抜けない日々がしばらくは続きそうだ。

◆「ダブル高気圧」で猛暑継続か大気不安定急な大雨や突風に注意

今夏は「太平洋高気圧」の上空に、中国大陸から「チベット高気圧」が張り出す「ダブル高気圧」の影響もあり、関東地方は気温が高い状態で推移しそうだ。

高気圧の中では下降気流が吹いている。ポンプで自転車のタイヤに空気を入れて圧力が増すとタイヤの温度が上がる。これと同じように、ダブル高気圧になると、地上の気温はぐんぐん上がる。

気象庁が18日に発表した8月19日までの1カ月予報では、全国的に暖かい空気に覆われやすく、特に7月いっぱいは全国的に気温が高めになる見通し。上空との温度差が激しくなると大気の状態が不安定になり、急な大雨や竜巻など突風の恐れもある。


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