東京都教育委員会は5日、都立高校で、全校生徒(18学級、約600人)の氏名や顔写真、性別などを記載した資料を紛失し、一部を撮影した画像が流出したと発表した。画像は、生徒の間でスマートフォンを通じてやりとりされていたという。外部への流出は確認されていない。
資料は、同校の教員が指導に役立てるため校内資料を許可なくコピーして作成。この教員がA4サイズのファイル1冊にとじて所持していた。10人の生徒については、服装や言動に関する教員のコメントが書き込まれていたという。
スマホ画面をのぞき込む子ども(イメージ写真)
都教委によると、6月26日、生徒から別の教員に、生徒の間で画像がやりとりされていると情報提供があり、紛失が発覚。翌27日、校内でファイルが見つかったが、とじていた18学級分の資料のうち2学級分がなくなっていた。
同校は、生徒と保護者に個人情報紛失の説明と謝罪を行った。都教委は「すべての都立高の学校長に対し、個人情報の取り扱いの周知、徹底を図る」としている。
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