【北京2020年10月15日 HAIXUNPRESS】中国南東部の福建省に位置する泉州は、「一帯一路構想(BRI)」のもとで「21世紀海のシルクロード(21st Century Maritime Silk Road)」のパイロットゾーン建設促進に努めてきた。
福建省泉州の開元寺にある2つの石造りの塔
泉州は古代の海のシルクロードの重要な起点としての役割を担っている。2013年に中国政府が一帯一路構想を打ち出して以来、泉州は歴史的な好機を獲得するために努力をしてきた。
泉州はパイロットゾーン建設においてあらゆる面で優位性を有している。泉州は深遠な文化遺産、健全な経済基盤、海外に展開する豊かな中国人の人材、港湾の大きな可能性、起業家精神に富んだ人材などを誇っている。
2019年に泉州の域内総生産(GDP)は9946億6600万元に達し、21年連続して福建省でトップの座を維持した。
泉州は過去5年間、21世紀海のシルクロードのパイロットゾーン建設を加速化させ、文化交流で主導的な役割を果たし、国際的な経済・貿易協力を深化させ、21世紀海のシルクロードに参加している全ての国の間での接続性を強化し、人的交流に尽力してきた。
統計によれば、泉州と21世紀海のシルクロード参加国の間の貨物量は2019年には合計23億8100万トンに達し、コンテナ処理量は合計4万3800TEUに上った。
泉州は9月10日から11日まで、一帯一路構想の共同建設に関する2020年大規模事業促進会議を開催した。福建省発展改革委員会(Fujian Development and Reform Commission)当局者は、一帯一路構想の地域建設について見解を述べ、意見を交換した。
次の段階において泉州は、一帯一路構想への統合と、21世紀海のシルクロードの中核的な地域としての福建省の立場の強化を積極的に進めていく。プロジェクトの建設、国際市場の拡大、国際的な文化交流の強化、企業「廃業」によって直面するリスクの防止、国際的影響力の強化に取り組み、国際資本や情報、人材を配分し、自らを21世紀海のシルクロードに沿った総合的なチャンネルへと構築する能力を継続して強化することを目指す。
具体的には、泉州は自らを国際的ハブ港へと作り変え、21世紀海のシルクロードに参加している国や地域とともに新興産業分野での国際的な協力を促進し、文化交流と相互学習を進め、経済・貿易交流を一段と深化させていく。
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