-HAIXUNPRESS-中国・四川省の省都である成都は、公園都市の構築に向けて大きく前進している。
成都の雪を頂く山景
Tian Xiangheさんは成都に住む写真愛好家。過去2年、市内から周辺の雪山を撮影しやすくなったと感じている。
数年にわたり成都のスカイラインを観察しているもう1人の写真愛好家、Zhang Weiさんも同意見である。
Zhangさんの統計によると、2017年に市民が雪山を見ることができたのは50日だった。その数字は2019年、65日に増えた。2020年前半、地元住民は明瞭な視界を37日享受したとZhangさんは言う。
この変化の背景には、「公園都市」変身を図る成都の取り組みがある。公園都市開発計画は2018年2月に初めて提唱された。市内に公園を作るだけでなく、新開発モデルを探求し、質の高い都市開発の推進力を生み出すものである。
大気汚染規制、土壌品質監視、生態回復の地域協力をめぐる新たな措置が講じられた。
成都生態環境局のデータは、2019年に望ましい大気質の日が新記録の287日あり、重度汚染の日がなかったことを示した。
成都では10月10日現在、直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質PM2.5の平均濃度が1立方メートルあたり37マイクログラムと、2015年同時期に比べて33.9%減少した。
公園都市は快適な環境に加えて、住民の日常生活の質向上も目指している。
予定全長1万6900キロの「天府緑道(Tianfu Greenway)」は最終的に、市内各地の1万4300平方キロにおよぶ自然保護区や庭園、緑地を結び付ける。
天府緑道は単なる通路ではなく、人々がさまざまな野外活動に参加して、より大きな幸福感を得るスペースになる。
旧市街の通りは不法構造物を撤去して刷新し、スペースを広げて植樹、文化施設を開設した。
新地区建設に際し、成都は当初から公園都市コンセプトを順守し、都市計画は全て景観と環境を配慮している。
公園都市の枠組みの下、市内に増えつつある各企業もグリーンで低炭素の開発を受け入れている。
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